いよいよ天皇ご退位の日。
テレビの特集番組を見ながらポツポツとこの投稿文を書いています。
タイトルを考え、〜明仁天皇の祈り〜としたところで、サイパンからの中継となり、天皇がサイパンを慰霊訪問された時の様子が放映されました。「14年前」とのこと。思わず目頭が熱くなりました。先日投稿した「土星の考察」に関する記事に記した通りの数字だったからです。
やぎ座の土星のタイミングで即位され、同じくやぎ座に土星が戻ってきているこの時期にご退位をされる陛下が、「やぎ座の土星」のタイミングで重要な御務めをなさってこられたことが改めて伺えます。
やはり「やぎ座の土星」と共に、大きなプロジェクトが行われていたのだなぁ、と心から畏敬の念を覚えました。
陛下の在位30周年式典の際のスピーチの中で
『平成の30年間、日本は国民の平和を希求する強い意志に支えられ、近現代において初めて戦争を経験せぬ時代を持ちましたが、それはまた、決して平坦な時代ではなく、多くの予想せぬ困難に直面した時代でもありました。』(※1)
というお言葉がありました。中でも
【近現代において初めて戦争を経験せぬ時代を持ちました】
恐らく、ここに陛下の『種創りプロジェクト』の目指したところがあったのだと推察します。戦争のない時代という種を、日本のために創り上げた30年。そのために祈りを捧げ続けてこられたことが、明仁天皇の御務めだったと感じ取りました。
そして、改めて『平和』ということについても考えさせられました。長い間無意識のうちにも、『平和』の対義語は『戦争』だと信じていたのですが、『戦争』を経験しなかったこの30年が、果たして『平和』だったと言い切れるのか。
それが陛下のお言葉の中にもある
【それはまた、決して平坦な時代ではなく、多くの予想せぬ困難に直面した時代でもありました】
にも、にじみ出ているようです。
戦争のない時代を陛下は祈り、国民もそれを守り抜いた30年でしたが、一方では多くの大災害や数々の歴史的な大事件や事故に見舞われた時代でもありました。それでも陛下は
『天皇としてのこれまでの務めを、人々の助けを得て行うことができたことは幸せなことでした。』(※2)
と同じスピーチの中で述べられました。
そう考えた時に、『平和』と『幸せ』も、同意義な言葉ではないことが浮かび上がってきました。
そんな考えに至ったタイミングで、退位礼正殿の儀でのお言葉が流れてきました。
『今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。
ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に、深く謝意を表します。
即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します。
明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。』(※3)
ここでも陛下は「幸せなことでした」と述べられました。堪らなく、涙がこぼれてきました。
そして新たに
【明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります。】
このように言祝ぎの言葉をもって、最後のお言葉とされたのです。
頭の中で、あぁやはりそういうことだなぁ、とパズルが繋がりました。
今日この記事を書くにあたって『平和』のことを考えていて、聖書の言葉を調べていたのです。
John 14:27
Peace I leave with you; my peace I give to you. Not as the world gives do I give to you. Let not your hearts be troubled, neither let them be afraid.
ヨハネ 14:27
わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。
わたしの手元にある聖書の中には”peace”という言葉が「平安」と訳されていますが、「平和」と置き換えて差し支えないと思います。そしてここに書かれている”peace”の在り方が、陛下の祈られた「幸せ」に繋がるのではないかと感じたのです。
戦争を退けることは、人の努力でどうにかできること。事故も事件も防ぐことができるかもしれない。でも、それでも天災による大災害など、平和を防ぎきれないことが人間にはある。
その中に置かれても『幸せ』で居続けられるよう祈り、国民の心に寄り添ったのが「明仁天皇」のご在位30年、平成時代であり、その祈りこそが天皇の残された新しい時代への【種】だったのではないでしょうか。
以下、イニシエート占星術 【やぎ座の土星と今上天皇退位】壮大な種創りプロジェクトだった「平成時代」➃ より一部抜粋
さて、明仁天皇の生前退位の翌日、2019年5月1日には、前日から天界の金星が約2度進行して、六芒星が更に正確な度数で完成します。明仁天皇の退位の翌日は、徳仁親王の即位の日。ということは、明仁天皇即位時に六芒星が起こっていたように、徳仁親王の天皇即位も、六芒星に伴われて執り行われるということとなります。さすが、としか言いようのない完璧さです。まさにシャーマン!
〈中略〉
広く捉えて戦後の高度成長期をバブル崩壊までと考えると、明仁天皇の在位期間は、バブル崩壊からの日本を象徴天皇として見守り、新しい時代に備えての基礎づくりとしての、種を創ってきた30年間だったのではないでしょうか。憲仁親王が天皇に即位した後、数年後には冥王星がみずがめ座に移動しますが、みずがめ座は「種」に「魔法をかける」役割です。
ここからが、いよいよ新しい時代、本格的に到来する「みずがめ座の時代」のためのビジョンを明確にしていく時期。ひな形を形成して準備を整える時期に入ります。憲仁親王の天皇即位時に表れている六芒星は、まさにその兆しそのものを象徴しているようです。
(※1)(※2)出典
在位30年記念式典 天皇陛下のお言葉全文
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41686130U9A220C1CR8000/
(※3)
「国民に心から感謝」 天皇陛下の最後のお言葉全文
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44368970Q9A430C1000000/
やぎ座が正体を表すように促している「本来の自分」が「蝶」だとすれば、わたし達はまず「蝶」になるために生まれてきたことを思い出さなくてはなりません。そのためにも「魂の計画」を知る必要があります。魂の計画に気づいた状態で生きることが「蝶」という「本来の自分」を生きることなのです。
イニシエート占星術では、イモ虫の状態を「魂の過去生の名残りの中で生きている状態」、蝶として生まれ変わる計画を「魂の目標」と解釈して、それぞれイモ虫の状態をドラゴンテイル、蝶の状態をドラゴンヘッドで読み解きます。イニシエート占星術は、蝶として「本番」の人生を生きる人を一人でも多く増やすことを目的とした星術です。
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