天体としてはそこに存在しない不思議
西洋占星術の「あなたが生まれた時の星座」とは
例えば「あなたは6/12生まれだからふたご座だね!」という時には、あなたが生まれた瞬間に天界の『太陽』が、ホロスコープ上で、地球から見てふたご座の方角にあることを示してる。
他にも「1969/6/12 23:50 イギリス生まれなら、月星座はおうし座なんだね!」というのは、生まれたその瞬間の月の位置が、ホロスコープ上で、地球から見ておうし座に入っていました、ってことを示してる。
「星占い」「星座占い」と西洋占星術の違い
そして、西洋占星術で、伝統的に太陽〜土星までの7天体、最近の主流ではそれに天王星〜冥王星を加えた10天体を採用していて
例えばお誕生チャートなら、その人が生まれた瞬間の10天体が、それぞれの天体がなに座に位置して、それぞれどのように関わり合っているのか、で、その人の基本的な性質や、人生の傾向、大まかなストーリーなどを解き明かしていくのだけど。
ドラゴンヘッド(ノースノード)/ドラゴンテイル(サウスノード)は、ふたつの交点
ドラゴンヘッド/ドラゴンテイルって何?
ひと言で表すなら、地球を中心に、太陽の黄道と月の白道を描いた時に、そのふたつの軌道が交差する、180度の対角線上にある2つの交点のこと。
ドラゴンヘッド/ドラゴンテイルは、天体としてそこに存在する訳ではないので「感受点」と呼ばれている。
ドラゴンヘッド/ドラゴンテイルの概念は、元々、インドに流れていった占星術から発展したもので、西洋圏で発達した占星術に取り込まれるようになったのは、まだほんの近年のことだと思う。
インドに渡った時に「輪廻転生」の概念が加わって、魂のルーツや、持ち越してきたカルマ、今生のテーマなんかを解き明かすツールとして、ドラゴンヘッド/テイルが活用されるようになったらしい。
星ではないのに、とても強く影響している
実際にはそこに天体は存在していない。存在していないのに、交差するポイントでエネルギーが発生しているかのように、重要なメッセージを送り出しているという、摩訶不思議な存在なのだ。
この摩訶不思議さに、わたしは強烈に惹かれているんだけどね(笑)それで、占い師のプロ養成スクールを卒業した後は、当時学校ではまだあまり深く教えてもらえなかった「ドラゴンヘッド/ドラゴンテイル」を、自分の研究テーマとして、追いかけている。
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