占い師さんのアドバイスを聞きに行く時には、大概、自分ひとりで解決できない問題に直面しているもの。でも、問題に直面しているのはあなた自身。占い師さんにあなたの問題を解決することはできません。
あなたの人生に起こる問題は、あなたが向き合うためにやってきます。誰かにサポートをお願いすることはできても、あなた自身が取り組むことを放棄している間は、何度も何度も繰り返し、同じテーマの問題が用意されるのです。
さて。今日は「問題の種」の簡易的な見つけ方を伝授します。
あなたが今何かの問題に直面している場合には、今からマイナス14年してみてください。そして、その後、そこからプラス7年します。
例えば今年は2019年なので
2019-14=2005
恐らく2005年に、今直面している問題の「種」が撒かれています。
次に、そこにプラス7年します。
2005+7=2012
2012年に、何らかの転換期を向かえていることに思い当たるのでは?
さらに細かく見ていきたい場合には、それぞれ出た年数に、プラス2年してみてください。
2019-14=2005
2005+ 2=2007
2005年から2007年にかけて、2019年に直面している問題の「種」のテーマが居座っていたことが見えてくるはずです。
「問題の種」と書きましたが、実はこれ「問題」でなくてもよいのです。あなたの人生の中で、印象深い出来事を思い出して、そこからマイナス14年してみてください。
マイナス14年した頃に、強く関連している出来事が起こっているはずです。
さらにそこにプラス7年すると、転換期を向かえているのが見えると思います。
これ、「土星」のサイクルの一部を利用した方程式なのです。
土星は、ひとつの星座に約2.5年滞在します。そして星座は12個あるので、土星が12星座を一周するのは
2.5×12=30
土星は、約30年周期ということが分かります。
そして、ここで伝授している14年というのは、土星のサイクルを約半分に割った時の数字です。
先程、計算の途中で「プラス2年」と入れたのは、土星が約2.5年間、ひとつの星座に滞在する性質を加味したもので、例えば、種が植えられたのが14年前でも、その種が根付くのにはさらに2年を要するということです。
14×2=28
28+2=30
土星のサイクルというのは、種が根付くまでのプラス2年が肝なことも見えてきますね。「石の上にも3年」と言われますが、土星の象意の中に「石」が含まれているのも、興味深いシンクロニシティです。
また、7年というのは、土星サイクルの1/4の期間となりますが、ホロスコープという円を4分割すると
360÷4=90
90度という角度となります。
この90度という角度は、「覚醒」のエネルギーを持ちます。
そのため土星のサイクルでは、7年目という年に重要な転機を迎えることとなります。
ここで、わたしが占い師の道に至るプロセスを紐解いてみます。
わたしが「星占い」から「西洋占星術」へと興味の幅を広げたのは、それまで当たっていた雑誌の「星占い」が全く当たらなくなってしまったからだったのですが、それが2000年のこと。
2000-14=1986
1986+ 2=1988
1986+ 7=1993
2000年というのは、わたしが下の双子の男の子を出産した年で、3才離れた上の女の子との一人っ子子育てから、いきなり3人の母となって、一切の心の余裕を失ってしまった年。雑誌の星占いでは「幸運期」と書かれていたのに、何故こんなに辛いのだろう?と不思議に思ったのです。
1986年は、17才、高校2年の時。学級委員長などを務めていた年で、恩師である担任の先生からの指導もあり、人生で初めて「責任」というものについて考えさせられた年でした。この学年終了時には、自律神経失調症を発症するくらい、プレッシャーを覚えていた1年だったようです。
1988年は、高校を卒業して1年間、美大受験のために浪人していた年で、この1年間も、受験以外でも様々な試練を経験した年となりました。
1993年は、社会人2年目。前年に、憧れだった「アーティストデビュー」を果たしたのにも関わらず、レコード会社との契約が1年で打ち切られてしました。失意のうちに、次の仕事先に鞍替えしましたが、この年にたまたま1JJスイスタロットカードに出会います。カードとの相性が良く、「当たる!」ことを実感したことから、当時の職場の同僚を相手に「占い相談に乗る」ことを開始しました。
遠因ではありますが、心の苦しみと、占いという相関性、そこから自分だけではなく、相談者の相談にも乗っていくという、現在のわたしのお仕事の基盤が形成されていくプロセスが見えてきます。
次に「星解きカード」で例を挙げてみますね。
星解きカードを出版したのは2017年です。
2017-14=2003
2003+ 2=2005
2003+ 7=2010
2003年は、実はわたしが占い師として旗揚げをした年です。
星解きカードの最初の試作品が出来上がったのは2009年です。計算で出た数字は2010年ですが、土星の種の「2年」の幅の範疇です。
そして2005年は、わたしが現在のイニシエート占星術のスタイルを確立するきっかけとなった師匠、ジェーンアン・ダウ女史のワークショップに通い始めた年です。
このように「問題」だけでなくても、現実世界に「起こった」出来事は、土星のサイクルに当てはめると、その「種」が見えてくるのです。
大切なことは「種」を見つけたら、そこからもたらされた「実り」を刈り取ることです。刈り取ることで、そこから新たな「種」を蒔くことも可能になるのです。
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