土星は「具現化」「物質化」のエネルギーを司ります。
土星を上手にマスターすれば、現実世界に物事を実現することが可能になります。
土星をマスターする方法は「面倒くさい」というスイッチを切り替えることです。「面倒くさい」という意識が作動してしまったら、そのスイッチを意識的に解除することです。
「面倒くさい」という感覚に、意識的になることが鍵なのです。
スピリチュアル界では、地球は「二元性」の星だと考えられています。
「陰/陽」
「ポジティブ/ネガティブ」
「良い/悪い」
「快/不快」
「正/誤」
などなど。
その中で、イニシエート占星術では星座や天体のエネルギーや性質を、「愛」と「恐れ」という物差しを使って解釈しています。
例えば土星の性質の場合以下のように「愛の側面」と「恐れの側面」から解釈することができます。
【土星の性質】
「愛の側面」
具体化、現実化、具現化、形にする
論理、整理、節制、節約、統合、秩序、時間性
内側に向かって足場や基礎を固める
「恐れの側面」
制限、縮小、減少、後退、長期化、停滞、ブロック
抑圧、辛抱、束縛、萎縮、試練、減退、ストップ
コンプレックス、貧困
「その他の象意」
老人、長老、教師、責任、ルール
古いもの、伝統、習慣、定着
「その他の象意」のリストを見ると、土星そのもののエネルギーに「良い」も「悪い」もないことが分かります。ただ、土星をどの角度から捉えているか、の違いです。地球という物質世界に生きる肉体に宿っているわたし達は、自分たちの覗いているレンズ、つまり「価値観」や「性格」「嗜好」といった各々の物差しで、星座や惑星などの性質を「判断」して受信しているのです。
冒頭で、土星を使えば、「物事を実現する」ことができると書きました。リストを見ると「具体化」「実現化」は「愛の側面」のエネルギーに入っています。一方で、「恐れの側面」のリストを見ると、物事が実現しにくくなる要素が並んでいます。
土星は、ただ土星のエネルギーを降り注いできているのですが、そのエネルギーを受信するわたし達が、土星のエネルギーをどちらから感じ取っているか、にかかっているのです。
「面倒くさい」という意識を放置すると、土星の「恐れ」の側面が表れてくるのが分かると思います。「面倒くさい」という壁を乗り越えることが、自分の中の土星の力を上手に活かしていく方法なのです。
「愛」の力で現実世界を創造していきましょう。
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やぎ座が正体を表すように促している「本来の自分」が「蝶」だとすれば、わたし達はまず「蝶」になるために生まれてきたことを思い出さなくてはなりません。そのためにも「魂の計画」を知る必要があります。魂の計画に気づいた状態で生きることが「蝶」という「本来の自分」を生きることです。
イニシエート占星術では、イモ虫の状態を「魂の過去生の名残りの中で生きている状態」、蝶として生まれ変わる計画を「魂の目標」と解釈して、それぞれイモ虫の状態をドラゴンテイル、蝶の状態をドラゴンヘッドで読み解きます。イニシエート占星術は、蝶として「本番」の人生を生きる人を一人でも多く増やすことを目的とした星術です。
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