総裁選候補者のドラゴンヘッド/ドラゴンテイルの組み合わせからの考察

自民党総裁選の行方を占うシリーズ、最終回　注目の河野太郎氏

最後に河野太郎氏。河野氏については、今回総裁選の公示前からかなり注目していました。
以前から、Twitter上でエゴサーチをしてはツイートした投稿者にご本人自らツッコミを入れてコミュニケーションを図ったりする様子など拝見してきていたので、他の政治家さんとはなんだか毛色が異なるな、という印象も持っていたのです。

■河野太郎氏
ドラゴンヘッドかに座 29度/ドラゴンテイルやぎ座 29度
太陽 やぎ座 18度　月 かに座

ホロスコープに記されていた河野太郎氏の「異端児」ぶり

永田町では政界の「異端児」「変人」「破壊者」などと呼ばれてきたそうですが、今回の総裁選のためのリサーチしたところ、その「異端児」ぶりが裏付けられるような調査結果となりました。

今回のレポートは、全てドラゴンヘッド(ノースノード)とドラゴンテイル(サウスノード)という占星術の中の１つの要素を、ホロスコープから切り取る手法をベースに書き進めてきました。

ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは常にペアで存在していて、そのペアの組み合わせが12通りのグループになります。

歴代総理大臣初代伊藤博文氏から第99代菅義偉氏まで、総勢63名を調査

今回の総裁選については、次回第100代目の総理大臣候補者を占うものとなるため、初代伊藤博文氏から、第99代目菅義偉氏までの、総勢63名の歴代総理の全てのホロスコープを調べていきました。

そしてドラゴンヘッド/ドラゴンテイル別にソートしました。

63名なので、単純計算で
63÷12= 5.25 
ひとつのグループの平均が、5名ずつほどになります。
ところが、実際に63名の歴代総理をソートしていくと、偏りがあることが判明したのです。

【ドラゴンヘッド/ドラゴンテイル】
➀おひつじ座　てんびん座　5名
➁おうし座　さそり座　6名
➂ふたご座　いて座　6名
▶➃かに座　やぎ座　2名
➄しし座　みずがめ座　7名
➅おとめ座　うお座　7名
➆てんびん座　おひつじ座　5名
➇さそり座　おうし座　4名
➈いて座　ふたご座　7名
➉やぎ座　かに座　6名
⑪みずがめ座　しし座　6名
▶⑫うお座　おとめ座　2名

この2つのグループからの総理大臣経験者が極端に少なかったことが分かりました。
▶ ドラゴンヘッド かに座　ドラゴンテイル やぎ座　2名
▶ ドラゴンヘッド うお座　ドラゴンテイル おとめ座　2名

ドラゴンテイルというのは、その人が無自覚に身に付けている自我意識

ドラゴンテイルというのは、その人が無自覚に身に付けている自我意識で、これが過剰に作用すると様々な弊害して不調和を招きます。

ドラゴンヘッド　かに座　ドラゴンテイル　やぎ座の生まれ

ドラゴンヘッド　かに座　ドラゴンテイル　やぎ座　生まれのグループの方は、わたしは通称「一国一城の主」でイメージは「戦国時代の下剋上の世界をのし上がっていった」魂の持ち主だとお伝えしています。

このデフォルトの自我意識に本人が気が付かずにいると、他人に容赦ない厳しさが突出してしまう傾向があります。怖いもの知らずで他者に容赦ない厳しさは、派閥社会と言われる政界では、孤立しがちになることでしょうから、トップに昇り詰めることが難しいと想像されます。

ドラゴンヘッド　うお座　ドラゴンテイル　おとめ座の生まれ

もうひとつ、ドラゴンヘッド　うお座　ドラゴンテイル　おとめ座　生まれのグループは、通称「修道僧」とわたしは呼んでいて、イメージは「表舞台に立つことなく、滅私奉公で他者に従事した秘書」のような魂の持ち主です。

常に自身の上に誰かを置くポジションにいたため、どんなに有能でも、人の上に立つことが極端に苦手という傾向があります。こちらも「みんなの期待を一身に背負って、神輿として担がれる」覚悟を持てない者には、総理というポジションはたどり着くのが難しいことでしょう。

河野太郎氏が「政界の異端児」と呼ばれる所以はやぎ座のドラゴンテイル由来？

このような傾向が、日本の政界では頂点に昇り詰めるには足かせとなってきたのではないかと推察しましたが、実は、河野太郎氏、この2つのグループのうちの1つ、ドラゴンヘッド　かに座　ドラゴンテイル　やぎ座　の持ち主なのです。

「異端児」「変人」「破壊者」などと揶揄されるのも、なんとなくイメージが湧きますし、口調や当たりが強いという声が聞こえてくるのも、このグループの方なら、逆に納得もいくのです。

ただ、現在のような世界的な未曾有の混乱期に、河野氏のこのタフさは、国を大きく動かす力として使える可能性があります。

やぎ座滞在中の冥王星が促してきている「取捨選択」「断捨離」というテーマ

ドラゴンテイルのやぎ座は、現在天界側に滞在中のやぎ座の冥王星の「取捨選択」の機運との相乗効果が働く暗示もあります。安倍元首相が、河野氏が総裁に選ばれたら「国がめちゃくちゃになる」と発言したという噂がありますが、それほどのパワフルさを、確かに感じるのです。

河野太郎氏は「時代のブルドーザー」役を務める役割か

河野氏のホロスコープを拝見した印象は「時代のブルドーザー」の役割を担う潜在的な力強さです。

同じ過去を繰り返さないためには、繰り返してしまう土壌から創り変える必要があります。その土壌が綺麗な更地となれば、よりしっかりとした土台を、1から創り上げていくことが可能となります。

その場しのぎの継ぎ接ぎだらけの現状を土台にした未来ではなく、強固な土台を造るためにも、河野氏のようなパワフルさは上手に活かして頂きたいと感じました。

2021年9月29日の自民党総裁選の日、月はかに座を運行中。河野氏にとって吉兆か

明日の総裁選、天界の月はかに座を移動していきます。
河野氏のドラゴンヘッドはかに座、誕生時の月もかに座です。

平たく読めば、これは河野氏のホロスコープ上では「新しいスタート」を切るという兆しとも取れます。

河野氏が首相の座に着くかどうかは、この天界側のやぎ座の冥王星と、同じく天界側のみずがめ座の土星が鍵を握っているように感じます。河野氏が、ここまでどれだけご自身を鍛錬なさってきたかが、問われるのでしょう。

「ライオン宰相」浜口雄幸氏と「異端児」河野太郎氏と「ライオン丸」小泉純一郎氏

最後に、河野氏と同じ組み合わせのグループに、第27代内閣総理大臣の浜口雄幸氏がいます。ライオン宰相の愛称で人気のあった首相だそうですが、ライオンという愛称で思い出すのが、やはり「政界の変人」と呼ばれ「ライオン丸」の愛称で呼ばれた小泉純一郎氏です。

今回の総裁選の行方を占うために始めたリサーチで、過去検証の時期として選定して重点的に調べていたのが小泉純一郎氏の時代でした。100代目の総理が、小泉総理が果たした役割を担う器としての人材であるならば、河野太郎氏が一番近いという印象です。

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ホロスコープを読みくだしていく西洋占星術の「占い」が、どのような理論の上に成り立っているのか、その雰囲気もお伝えしてみようと考え、今回はこのようなみっちりとしたレポートをシリーズにしてみました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

明日の総裁選の行方を、わたし自身もドキドキしながら見守っています！






✶宙星祝屋 若夏✶ そらほぎや わか
星解き家・星術師、2003年プロ活動開始。イニシエート占星術™提唱者/星解きカード®作者。
西洋占星術をツールに、ホロスコープをスピリチュアルな観点から紐解き、日常生活に反映されている宇宙の星々からの影響を解き明かしています。

イニシエート占星術セッションでは、わたし達ひとりひとりに宿った精神体である「魂」と、肉体の主体である「自我意識」を繋ぎ、宇宙とコラボレーションして生きるためのヒントとなる情報を、お伝えしていきます。

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